陶芸・古唐津に関する書籍一覧

古唐津・唐津焼に関する参考書籍等一覧表

唐津・古唐津・陶芸に関する書籍一覧表について

便利な世の中になったものですね。
今では、世界各国の書籍が簡単にネットから購入できてるようになりました。

わからないことがあればすぐネットで調べて、詳しく調べたいと思えば、簡単に欲しい書籍が見つかります。

新品の本はもちろんですが、昔発行された本でも、古本屋さんのネットページがあって買うこともできます。

古本でも個人でオークションに出していますので安く買えたり、アマゾンではマーケットプライスがあるので中古の本も手に入れることができます。

このサイトを作るにあたってもずいぶん参考にさせて頂きました。

ある程度のレビューが書いてあるので参考にしてください。

私個人の意見ですが、ネットで調べた知識と本から調べた知識はちょっと違うような気が致します。
先人達が数年かかって調べてまとめた文章には説得力があります。
作品づくりをしていく上では、かならず何かの支えになってくれるものが「本」だと思います。

唐津ぐい呑み-書籍集-古唐津皿 灰釉

骨董を楽しむ 出川 直樹

商品の説明

内容(「MARC」データベースより)
骨董の中でも「玄人好み」と称される古唐津の人気が高まっている。茶陶や酒器などの魅力の原点を、土味や釉薬の手法、絵付けなどから、多角的に分析する愛玩者のための決定版。

カスタマーレビューより

お茶席で唐津のお茶碗や水指に出会い、漠然と唐津はいいなあ、と思っていましたが、この本をみて、唐津にぐっと惹きつけられた気がします。
写真も多く、入門書として手に取りやすいと思います。またその歴史や技法、使い方など、唐津の幅広い情報が満載なので、折に触れ読み返しています。

私はあまり骨董を買わないのですが、この本を見て思うのは、やはりいいものはいい、ということです。ため息が出るような器ばかり取り上げられています。自分が好きなものを買うのが一番なことは確かですが、自称陶芸作家のインチキな物をでたらめな値段で買わない為にも、こういった本を手元に置いておくことはいいことだと思います。

〈とんぼの本〉 唐津 やきものルネサンス (とんぼの本)

商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)
自由でのびやかな意匠と、伊万里磁器のさきがけとなった新技術。茶人や酒呑の愛してやまない古唐津の美の世界を知る、とっておきの一冊。青山二郎が「五指」に数えたぐい呑、花人・川瀬敏郎が「初めて」唐津にいけた花、考古学的知見を盛り込んだ最新の唐津焼入門、唐津旅ガイド等々、盛りだくさんの永久保存版。

内容(「MARC」データベースより)
茶人や酒呑の愛してやまない古唐津の美の世界に迫る永久保存版。唐津焼入門、唐津旅ガイドなど。『芸術新潮』2003年4月号特集「唐津 日本のやきものルネサンス」を再編集・増補したもの。データ:2004年2月現在。

レビュー

青山二郎が「五指」に数えたぐい呑、「一楽、二萩、三唐津」といわれ茶人に愛された奥高麗茶碗、柳宗悦が絶賛した斑唐津の壺など古唐津の名品を美しい撮り下ろし写真で紹介。花人・川瀬敏郎が「初めて」唐津にいけた花も必見です。出光佐三ら大物コレクターの蒐集秘話、最新の唐津焼入門、唐津旅ガイド等々盛りだくさんの一冊。

唐津焼 (NHK美の壺) (単行本)

商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)
ざっくりとした土の質感と絵文様がみせる繊細な筆遣い。粋人から庶民まで万人に愛され続けるやきもの、「唐津焼」の魅力に迫る。

レビュー

ざっくりとした土の質感と絵文様がみせる繊細な筆遣い。粋人から庶民まで万人に愛され続けるやきもの、「唐津焼」の魅力に迫る。NHKテレビ番組「美の壺」を書籍化。
壱のツボ 堅く締まった土を味わえ
弐のツボ  筆の運びを確かめよ
参のツボ 肌のとろみに酔いしれよ
など、唐津焼の魅力を紹介しています。

唐津 (日本陶磁大系)

商品の説明

著者 中里 太郎右衛門
単行本 単行本
出版社 平凡社

レビュー

唐津焼の太郎右衛門窯の第12代太郎右衛門先生が編集された唐津・古唐津に関する本で、唐津焼を始める人のバイブル的本です。

唐津焼の研究 中里 逢庵 (著)

商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)
唐津焼の名門・陶芸家中里逢庵(十三代中里太郎右衛門)が、長年の古窯の発掘研究、伝統技法の調査復元、数十回に及ぶ海外調査で得た成果を基に、唐津焼の謎とされた諸説に敢然と挑戦。これにより82歳にして博士号(学術)を得たのである。本書はその博士論文に加筆した逢庵快心の唐津焼研究の書である。

内容(「MARC」データベースより)
唐津焼の起源に新説を打ち出し、その源流の探索、各窯の歴史と性格、海外へ与えた影響を、陶芸家の眼で長年にわたって調査研究した成果をまとめる。『孤峰』連載を再構成、加筆訂正して単行本化。

レビュー

唐津焼は個性の強い,好き、嫌いのはっきりした焼き物です。また、あまりメジャーな、派手な焼き物でもありません。古伊万里のように研究しつくされた物でもありません。しかし、唐津焼は茶の湯の世界だけで,名声を博し、茶碗は十分研究されましたが、その他の物は余り脚光を浴びていなかったようにおもわれます。しかし、この本に依って茶碗だけでなく、多くの物に光が当ったように思われます。これだけ詳しい内容の本は、今後発行される事はないでしょう。勿論、著者のおられるポジションも大きく物を言いますが。私のような鉄釉で描かれた古唐津好きには、その秘密が詳しく理解出来て、楽しい内に知識も増える、この秋の読書には最的な1冊です。

古陶磁 真贋鑑定と鑑賞

商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介
独創的なアプローチと緻密な分析で「真」「贋」そして「美」の本質に果敢に迫る。
かつて類例のない目からウロコの古陶磁決定版!
[画期的な内容]
●古陶磁は新作・贋作とここが違う
古陶磁を「当時の新作」と見るだけでは、その後の何百何千年を無視することになる。古陶磁だけが持つ「経年変化」や「古色」を初めて科学的に追及。
●こんなものまでが贋物だったのか?
真作・贋作に各々共通する特徴を抽出し、広く応用できる古陶磁鑑定の決め手の数々を提示。
●焼成実験による「後絵」「半真半贋」ものなどの再現
実験によって「二度窯もの」「後絵もの」「人工風化」などを実際に再現し、その見分け方を具体的に示す。
●古陶磁のゆたかな精神世界へのガイダンス
感性を研ぎ澄まし「鑑定力」「鑑賞力」を高め、「時間の果実」古陶磁を自在に楽しむ境地に導く構成。
●充実した写真、イラスト。巻末には豊富な資料
日本、中国、朝鮮半島、東南アジア各国の写真図版500点余、イラスト100点余。巻末には「古陶磁用語集」「銘款・印集」「主要古窯趾地図」「壷形の変遷図表」「古陶磁関連年表」など。

内容(「BOOK」データベースより)
鑑定編では古陶磁鑑定そのものの要件とさまざまな方法、発掘品と伝世品に分けての各々の経年変化、贋作に共通する特徴などを人工風化や再焼成実験などを重ねて実証。蒐集編はあまり深く立ち入ることを避け、軽いアドバイス程度にとどめた。鑑賞編では各国各時代の古陶磁の多様な価値と美しさを見出し、そのなかで私たち日本人のやきものへの独自の優れた感性の表れである「映り」「親水性」などを抽出した。また従来の心情に溺れた感傷ではなく、事実に即した客観的な場としての鑑賞を探った。

レビューより

これまでの著作と重なる部分もありましたが、特徴的だったのは、陶片等を材料として、人工風化、二度窯など半真半贋ものがどのようにして作られ、その結果真作とはどのような食い違いが出てくるのかということを実際に実験することで検証をこころみている部分です。
せっかくの真作の陶片を焼きなおしてオリジナルの状態を破壊してしまうなんてもったいないと思うのですが、絵が描かれていたり、釉調がきれいだったりする方が市場では高値を呼ぶため、そういったホンモノを使った贋作作りがしばしば行われているようです。この部分を読んで、これまでインターネットなどで商品写真を見ながら、なにか違和感を持っていた数々の陶片についての疑問がけっこう明らかになった気がします。
衝撃的だったのが、出川直樹氏の以前の著作『やきもの蒐集入門』の裏表紙に、著者のコレクションとして出ていた絵唐津の陶片が、実は無地唐津の陶片に後絵付けをして再焼成したものだと判明してしまったことです。
私は以前その写真を見て、めずらしくてなかなか素敵なデザインの絵唐津だな、と思っていたので、これは私にとっても少しショックでした。

窯別ガイド 日本のやきもの 唐津 (窯別ガイド日本のやきもの) (単行本)

商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)
唐津焼の名品を鑑賞しながら見所がつかめる。素朴で自由奔放な鉄絵をほどこす唐津焼の源をさぐる。歴史と技法の解説、使って楽しむ唐津焼、窯場をたずねたときの“見る・買う・作る”のコーナーを紹介。唐津焼の魅力をこの一冊に盛り込む。

内容(「MARC」データベースより)
唐津焼の名品の鑑賞をしながら見所をつかみ、素朴で自由奔放な鉄絵をほどこす唐津焼の源をさぐる。製作工程・歴史と技法・使う楽しみ・窯元ガイドまで、その特色と魅力を多角的に紹介。

レビューより

唐津は今、やや衰退気味な窯場だが、その辺の事情も手伝ってのことだろうか、日本のやきものシリーズの唐津編も元気がない。唐津の渋い味わいを紹介し切れていないように思う。もちろん、写真は美しいし、選ばれている作品も極上のものに違いないのだが、見ていてこころが弾まない。そういう感覚は意外に的を射ているものと思う。